ファーストフィッシュ
もう、どれぐらい前なのか忘れました、きっと20年以上前の事ですが、
その時の事は今も覚えています。
ルアー釣りなんてやった事が無い私、
友達に誘われて、バス釣りに誘われ、餌釣りで使っていた当時はやりのホリデーパックと言う振出しの1.8メートルの柔らかい竿でチャレンジ、
ルアー竿なんか持って無かったのです、
ルアーを買いに、友人と釣具屋さんに行き、少ない予算で、安いハードルアーを3個くらい買ったと思います。
でも、今も覚えてるのは、ワゴンセール品の中に有った、150円のホッパー、
長さは5センチの無くて、白と淡い黄色の背中のちゃちいルアー、
私をブラックバスに引きずり込んだルアーになるとはその時は何も思ってませんでした。
暑い夏のある日、
当時20代だった私、友人3人と、小さな野池に到着、
池の中央の大部分が、ヒシの葉でおおわれた、農業用のため池、
小さな流れ込みと、雑木のオーバーハングが少し、
私は、キャストの練習をはじめたのだと思います。
ヒシの葉に、一番高かったルアーを持っていかれ、
水草に絡まない様に、葉っぱのワキに投げる練習中、それは突然起こりました、
キャストして、うまくヒシの葉ギリギリに着水、
「やった〜」と思った瞬間、
突然水中から飛び上がってきた魚、
それが私のファーストフィッシュ、
ヤマメとか、ウグイなら釣った事は有ったけど、
ブラックバスははじめて・・・
超列な引き、
風でラインが音を出します、
「キュイ〜ン、ヒーン〜」
今にも切れそうな音
振出のパックロッドは完全にのされ、折れる手前の限界、
友人に言われ、ドラグを緩めると、ラインが出て行きます。
確か、餌釣り用の銀輪3号、
巻いては、糸を出され、巻いては出され・・・
30分ぐらい格闘して、やっと釣り上げたのは、50センチ手前の超大物
口の中にこぶしが入る魚がいるとはじめて知った瞬間、
脚はがくがくと笑いだし、
手は震え、
汗でビッショリに・・・
何とも言えない嬉しさ、
何とも言えない興奮、
トップウォーターが大好きになった瞬間でした。
この時から、私は、ブラックバスを釣る事が楽しくなって・・・
今でも、暇が有ればバスフィッシングに〜
そんな私の覚書のブログを書こうと思います。